平成29年3月23日にコラボしが21大会議室において、第3回エコ・エコノミー推進セミナーを開催しました。
「脱炭素社会と地域経済の持続的な発展」というテーマで、諸富徹京都大学大学院教授に次のような内容で
ご講演いただきました。
セミナーの内容
1. パリ協定と温暖化をめぐる国内外の議論の状況
2. 変わり始めた投資・企業活動
3. 温室効果ガスの排出削減と日本経済
4. 炭素生産性向上要因としての「カーボン・プライシング」
5. 電力システム改革と再生可能エネルギー政策
6. 再生可能エネルギーによる地域の持続的な発展
この講演の中で、温暖化対策と経済成長には「正」の相関関係があり、温暖化対策が成長を阻害すると
いう主張は根拠づけられないということを強調されました。
出席者からは、炭素生産性(炭素投入量当たりの付加価値の生産)の高いスイスや北欧の状況に関する質問や、
今後の電力料金の動向について質問がありました。
本セミナーには、90名を超す皆様方に参加いただきました。